「イブカカオに込めた想い」
“Ibu(イブ)”とは、バリ語で「お母さん」という意味です。この名前には、「母なる地球からの贈りもの」という想いが込められています。
祖先から受け継がれたスピリットの導きに寄り添いながら、すべての生命と自然とともに、内なる平和を育むことを願って。このセレモニアルカカオは、カカオ農家の方々とともに生まれました。
人生において、自分がすでに持っている豊かさに目を向ける時間を持てば持つほど、私たちは「満たされている」という実感とともに、そこから行動し、生きることができるようになります。
このカカオには、私たちが授かっている祝福と内なる力を思い出すための祈りと願いが込められています。
それは、神聖なるカカオのスピリットと、それを届けてくれたすべての生命への感謝の祈りの形。
この素晴らしい「マザー・カカオ・スピリット」の叡智とつながることで、愛と健康、そしてあなたから喜びに満ちた世界が広がっていくことを願っています。
Ibu Cacaoのウェブサイト
「イブカカオと私」
私がカカオを通じて自分自身と向き合うワークを始めて、3年が経ちました。
祈りや感謝を捧げるだけでなく、自分との対話に耳を傾け、大地や自然がどのように語りかけてくるのかを感じることは、私にとって大きな喜びでした。
ある日、カカオから「一緒に働きましょう」と新たな機会シンクロニシティを頂き、自然界の仲介者としての新たな道が開かれたと感じました。
カカオは、多くのマヤの伝統の中で大切に守られてきた、美しく神聖なメディスン(薬草)です。
そのエネルギーはとても女性的で、無条件の愛を体現しています。
私はこの植物がその愛を私たちに届けてくれていることを知り、今も学び続けています。
そして、愛と誠実さをもって相互関係に信頼しあい、愛の循環を広げていくことを、大切にしてコミニティーの力を持って取り組んでいます。
現在、新たに入荷する予定のセレモニアル・カカオの作成のため、生産地であるバリに滞在中のYukiさん。聞くところによると今回のカカオには特別なエネルギーが宿る予定だとか。
今回のロッド作成のエネルギーはヒンドゥー教総本山の1年に1度のオダランという催事が行われているエネルギーの中で起こりそうです。
オダランとは?
バリ・ヒンドゥー教では、お寺には普段は神様はおらず、オダランやガルンガン・クニンガンの時にお寺に降りてくると考えられています。オダランの時は、せっかく降りて来られた神様を退屈させないように、音楽(ガムラン)や踊りなどの伝統芸能を奉納します。ウブドなどで良く行われている伝統舞踊公演はこの奉納演芸を観光用にアレンジしたものです。そして、人々は降りてきた神様に、世界の平和や災いのない世の中を祈るのです。
さらには、カカオ作成中にガルンガンという祭りも一緒に参加する事になったのですごいパワフルエネルギーになりそうです。
ガルンガンとは?
バリ・ヒンドゥー教にはたくさんの祭礼日や祝日があります。210日ごとにやってくるガルンガンもそのひとつです。ガルンガンは善であるダルマが悪アダルマに勝利した記念日の祝日で、神々や祖先の霊、また自然霊が地上の寺院に降り立つ日とされています。この日には人々は祈りをささげてお供え物をしますが、祖先の霊が帰ってくるということから日本のお盆に通じるところもある祭礼です。
カカオ畑に入る前に聖水で身を清めるYukiさん


Ibu Cacao のソマチッド観察してみた